受け入れファミリー体験談:和田さんファミリー





和田さんファミリー  東京都在住 受入期間: 2010年2月~4月 (約3カ月)

ホストファミリーとしてこれまで何人もの学生さんを受け入れており、 今回の受け入れも、家族一同楽しみにしておりました。

単に一緒に生活するのではなく、子供の保育をお願いするとなると より文化や生活習慣の違い、価値観の違いが気になるというのが実感です。 自国で幼稚園の先生をしているという方でしたが、 私が日本の保育サービスに慣れているせいか、戸惑うことも多々ありました。 3歳(男)の保育園児と6歳(女)の幼稚園児を保育してもらいましたが、 例えば、

・公園に行った際、ベンチに座って本を読んだり携帯でメールをしたりで、子供と一緒に遊ばない。
・送り迎えの道中、「ハヤク、ハヤク」と引きずるように手を引き、子供の歩調にあわせない。
・保育中、自室に子供を入れて遊ばせておき、自分はネットサーフィン。
・お隣の家のおもちゃを勝手に持ち出して、遊ばせ、壊す(子供が、ですが)
・遊んだ後、片づけさせないので、すべてのおもちゃが家中に散らかる。

日本の大人なら常識で子供に注意することが、全くなされずに野放し状態になり、 オペアだと安全が確保できるだけで、しつけなどは期待できず、 短時間だけならいいですが、保育園や幼稚園代わりに利用することは難しいかなと感じました。

ですが、一つ一つこちらの要望を話すと素直に応じ、すぐに改善してくれ、時間をかけて、その家庭の教育方針ややり方をしっかり伝えていけば、いい関係を築いていけると思います。 全く違う地盤をもった者同士ですので、 こまめにコミュニケーションを取っていくことが、 お互い充実した生活していくために大切だと感じました。

一方、働く母にとって、家に(特に夜間に) 子供と一緒にいてくれる大人がいるのは大変心強く、久しぶりに夫婦でナイトシアターを観に行ったり、楽しませてもらいました。

彼女は折り紙がとても上手で、 毎日のように子供におねだりされても、いやな顔ひとつせず ステキな折り紙を大量に作ってくれたり、子供達にとってはホントにいいお姉さんだったようです。

3ヶ月の滞在でしたが、子供達もよくなつき、 帰国後は、空に飛んでいる飛行機を見つけるたびに、「ステファニー、乗ってるかなぁ」と言っています。 日本のロックミュージックが大好きだっだ彼女。 また日本に遊びにきてくれるといいなぁと思います。






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