ドイツ、ハイデルベルクの森の幼稚園見学視察体験談
念願のドイツの森の幼稚園を見学しました。
本で読んだことがあり、とても気になっていて、なんとか見学できないものかとネットでいろいろ調べて、日本オーペア情報センターにたどり着き見学することとなりました。
見学するにあたり、通訳をつけないといけないということで、「見るだけでいいのにな~」と始めは思っていました。
現地に行ってから、幼稚園の方からも質問などきちんと答えたいので、通訳をいうことで、お願いしました。
見学当日は小雨。
雨でも森で遊んでいると本に載ってたのですが、ほんとその通り!
駐車場で保育士の方と待ち合わせをして、少しお話を聞いている間にも子供達が登園。
その週は、祝日があり、ほとんどの学校は2週間のお休み。森の幼稚園は通常通り開園で、保護者の好きな時に休んで下さいということ。その日は、半分くらいの出席でした。
10分弱くらい歩いて、小屋のある所に移動。提携園ではないそうですが、ドイツには森の幼稚園がたくさんあり、森の中を転々とさまよう所が多いそうです。
全員で朝の会で、その日のそれぞれの目標を決め、各自がしたいことを開始。
日本だとみんな一緒に絵を描いて、体操して…という活動が多いので、好き勝手に遊び出したのにはびっくりでした。
その後、年長はもっと森の奥へ。年少は小屋のあたりで自由に活動。
こちらの幼稚園は、国か市から助成金をもらっているそうで、助成金を貰うためには小学校に入るにあたりある程度のラインをクリアしないといけないそうです。
そこまで、はっきり聞かなかったのですが、森で遊ぶだけでなく、絵を描いたり、楽器をひいたりするなどの活動もするそうです。
今日の年少の活動の一つに楽器遊びがありました。
大きな本に楽器を隠して、音を鳴らして何かを当てたり少しゲームぽくって面白かったです。子供の人数が少ないこともあって、保育士だけでなく、子供も前にでて音あての出題者になっていました。恥ずかしくて、「できない」という子供には無理強いせず、「では、聞いててね」と。
それが終わると、また森で遊んだり、年少は体力がまだ十分でないなで本を読んでもらったりして静かに過ごしている子供もありました。
年少には2人の保育士の方がついていて、見学中もいろいろ質問に答えてくださいました。
通訳の方は、日本で音楽の先生をしていたそうで、私が聞きたいなーと思っていたことも聞いてくださってたり、始めて森の幼稚園をご覧になったそうですが、とても興味を持ってくださったようで、本当にいろいろ聞いてくださいました。
質問中、保育士は子供に背を向けてることもあり、私的には少し驚いたのですが…。
日本だと怪我をしないように半ば監視してるかのようにみていたり、保育士が離れると遊びが中断したりしてしまったりというかとがあると思うのですが。
ここは、1人でも、集団でも子供だけでとてもよく遊んでいるなと感じました。年長について行くには、登山靴までいかなくとも、しっかりした靴をはいていかなせればならないそうで、また機会があれば見学に行きたいなーと思いました。
2013年6月